お友達に依頼されて、高校生の息子さんのお誕生日用にフルーツタルトを作らせていただきました。
主役の息子さんはケーキがちょっと苦手とのこと。でもこのタルトは喜んで食べてくれたよ、と聞いてとてもうれしかったです。
私自身もね、お菓子はよく作るけど、別に甘いものが特別好きってわけではないんです。自分で食べたくて作るというより、頼まれてとか差し入れにとか、友達だったり仲間だったり、大切な人に手渡すために作ります。それはある意味自分の想いを手紙にしたためて手渡すようなもので、お菓子作りは私の表現方法でもあります。
だからケーキ屋さんてたくさんあるけど、作り手の世界観や想いが伝わってくるようなお店に共感します。それは材料にこだわりの高級なものを使っているとか、技術がすごいとかではなくて(結果的にそうなっていることはあるだろうけど)、根底に愛があるかどうか。お母さんが子供の健康と笑顔を願って、材料を選んで心を込めて作るおやつのような。それは、この世界への愛と祈りにもつながっていると思います。
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